米国内旅行者に影響大!REAL ID法施行で保安検査が厳格化
私も含め、米国内を飛行機で移動する機会の多い方にとって、空港でのセキュリティチェックは日常の一部。しかし、2025年5月7日(水)から、REAL ID法の本格施行によって、この日常に大きな変化が訪れました。
TSA(米運輸保安局)は、REAL IDに準拠しない身分証明書を持つ乗客に対して、入念な身元確認を行うと発表しており、これによって保安検査場での待ち時間が最大45分以上に及ぶ可能性もあります。
REAL IDとは?
REAL ID法とは、2005年に制定された連邦基準に準拠した身分証明書の発行を義務付ける法律です。目的は、より厳格な身元確認を通じて、航空セキュリティの強化を図ることにあります。
対象者:
- 18歳以上の米国内航空便利用者
使用可能な身分証:
- REAL ID準拠の運転免許証(※右上に**★スター**マークあり)
- 有効なパスポート
- 米軍ID
- 永住権カード(グリーンカード)など
未対応IDの影響と現状
TSAの発表によると、2025年4月時点で全米の約19%の提示IDがREAL ID基準を満たしていなかったとのこと。ニュージャージー州では対応率が17%と最低レベルで、逆に12の州では90%以上が準拠済みと地域差もあります。
IDが準拠していないからといって自動的に搭乗不可になるわけではありませんが、次のような影響が懸念されています:
- 長時間の身元確認(45分以上)
- 便に間に合わないリスク
- 混雑時には身元確認ができず、搭乗できない可能性
ハワイ在住者・旅行者への影響
ハワイでは観光客だけでなく、島間移動で飛行機を利用する住民も多く、REAL IDの影響は決して小さくありません。特にパスポートを日常的に携帯しない方やREAL ID未取得の方は、今すぐ確認をおすすめします。
まとめ:早めの対応がトラブル回避のカギ
空港での保安検査は今後、REAL ID施行によって新たな局面を迎えます。スムーズに旅行を楽しむためにも、自分のIDが対応済みかどうか、今すぐチェックしましょう。
私も先日、運転免許証を更新した際にREAL ID対応のものに切り替えました。スターの印があるだけですが、それが今後の旅行の安心材料になると思うと、わずかな手間をかけた価値は十分にありました。
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