カリフォルニアの企業、コオリナの高級リゾート開発へ
ハワイの不動産市場には、常に大きな注目が集まっています。特にオアフ島のリゾートエリアでは、世界的な投資家が次々と新規開発に乗り出しており、今回のニュースもその流れを象徴するものと言えるでしょう。カリフォルニアの不動産開発企業がコオリナの海沿いの土地を取得し、ついにアメリカ初となるアトランティス・リゾート(Atlantis Resort)の建設を本格的に進めることになりました。リゾート開発が進むことで、ハワイの経済にも大きな影響を与えることが予想されます。
カリフォルニアの企業が取得したコオリナの土地
カリフォルニアの不動産開発会社である Kam Sang Co. Inc. 傘下の Newage Ko Olina が、オアフ島のコオリナ・リゾート内にある 43.55エーカー(約17.6万平方メートル) の海沿いの土地を 約2億1600万ドル(約216億円) で取得しました。
この土地の元所有者は 中国の不動産企業China Oceanwide で、2015年から2016年にかけて 4億2400万ドル(約424億円) で購入していました。しかし、その後経済的な問題を抱え、最終的に売却を余儀なくされました。取引には、土地の購入価格 1億7700万ドル のほか、未払いの固定資産税やリゾート管理費 2500万ドル、さらにリゾート開発会社 The Resort Group への未払い費用 1500万ドル などが含まれています。また、この売買には 8700万ドルのローン が絡んでおり、香港の Haitong International Securities が融資を行っています。
アトランティス・リゾート (Atlantis Resort)の開発計画
Kam Sang Co. は、今回取得した 26.3エーカー(約10.6万平方メートル)の土地 に アトランティス・リゾート を建設する計画です。このリゾートは、コオリナにある ディズニー・アウラニ・リゾート と ビーチヴィラ・アット・コオリナ の間に位置する予定です。さらに、隣接する 17.3エーカー(約7万平方メートル)の土地 には、ウォルドーフ・アストリア、セントレジス、マンダリン・オリエンタル、リージェント、フェアモント などの高級ホテルブランドの誘致も検討されています。
アトランティス・リゾートは、約500室のホテル と 500戸のコンドミニアム を備え、総計1000室規模となります。さらに、もう一つのホテルも 250室のホテル と 250戸のバケーションユニット を併設し、開発全体で1500室 以上の宿泊施設が提供される予定です。
ハワイの経済と雇用への影響
このプロジェクトの開発には 約25億ドル(約2500億円) が投じられ、建設には 約5年 を要する見込みです。コオリナ・リゾートのマスタープランを手掛ける The Resort Group のCEO ジェフ・ストーン氏 は、「この開発がハワイの経済成長に大きく寄与し、質の高い雇用を創出する」と期待を寄せています。
また、ハワイを拠点とする Powell & Aucello の共同代表 ケビン・オーセロ氏 は、「この取引はハワイのラグジュアリーホスピタリティ市場において最も重要なものの一つ」と述べ、新たなリゾート開発に期待を寄せています。
Kam Sang Co. の背景
Kam Sang Co. は、カリフォルニア州アーケディアに本社を置く不動産開発企業で、ロニー・ラム氏とその娘ティファニー・ラム氏 が中心となって経営しています。ティファニー氏は、パンダエクスプレス創業者のアンドリュー&ペギー・チェング夫妻 と共にラスベガスの マンダリン・オリエンタル を買収し、ウォルドーフ・アストリア にブランド変更した実績を持っています。
同社は、カリフォルニア州の リッツ・カールトン・ランチョ・ミラージュ や エンバシースイーツ・グレンデール などの高級ホテルも所有しており、高級リゾート開発において豊富な経験を有する企業です。
まとめ
今回のコオリナ・リゾートの土地売買により、ハワイに アメリカ初のアトランティス・リゾート が誕生することがほぼ確実となりました。この開発は、ハワイの観光産業をさらに強化し、経済成長の起爆剤となる可能性を秘めています。今後の進展が注目されるプロジェクトです。
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