ハワイに邸宅を構える世界の大富豪たち【2025年版フォーブス長者番付より】

ハワイに住む億万長者ってどんな人?—「あの人も⁉」と思わず驚くリスト

私がハワイに住んでいてよく聞かれることのひとつに、「どんな有名人がハワイに家を持ってるの?」というものがあります。観光地としてだけでなく、“第二の故郷”や“隠れ家”としても人気のハワイ。実は、世界の長者番付でトップに名を連ねるビリオネアたちも、ここハワイに居を構えているのです。

先日発表されたフォーブスの「2025年 世界の億万長者ランキング」によると、フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏(2位)やアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏(3位)をはじめ、少なくとも14人のビリオネアがハワイに不動産を所有していることが確認されています。





ハワイに邸宅を持つ主なビリオネアたち一覧


ランク氏名資産額年齢所有地企業・ブランド名
2マーク・ザッカーバーグ$2,160億40歳カウアイ島Meta(Facebook)
3ジェフ・ベゾス$2,150億61歳マウイ島Amazon
4ラリー・エリソン$1,920億80歳ラナイ島Oracle
11ロブ・ウォルトン&家族$1,100億80歳ハワイ島Walmart
17マイケル・デル$977億60歳ハワイ島Dell
136ローレン・パウエル・ジョブズ$156億61歳ハワイ島Apple関連事業
230チャールズ・シュワブ$108億87歳ハワイ島Charles Schwab
264ピエール・オミダイア$102億57歳オアフ島eBay
280マーク・ベニオフ$98億60歳ハワイ島Salesforce
979アンドリュー・チェン$37億77歳オアフ島Panda Express
979ペギー・チェン$37億77歳オアフ島Panda Express
979デビッド・マードック$37億101歳オアフ島Castle & Cooke
1,072ベネット・ドランス$34億79歳ハワイ島Campbell’s Soup
1,219オプラ・ウィンフリー$30億71歳マウイ島メディア(Harpo)

出典:Forbes「2025 World’s Billionaires List」

見えない所有者も多数?LLC経由の購入で匿名性も確保

ハワイの不動産市場では、実際の所有者が匿名で登記されることが多く、特にLLC(合同会社)を通じた不動産取得は一般的です。そのため、今回判明している14人以上に、実際にはさらに多くの富豪が不動産を保有していると考えられています。

例えば、ザッカーバーグ氏は2014年からカウアイ島で1,400エーカー以上の土地を取得しており、ベゾス氏もマウイ島のラ・ペルーズ湾に14エーカーの土地を2021年に取得しました(購入はLLCを通じて行われたため詳細な価格は不明ですが、報道では7,800万ドルとされています)。


地元経済との関わりと影響

ピエール・オミダイア氏(eBay創業者)はホノルルに居住しており、ビリオネアの中で唯一の長年のフルタイム住民です。一方、ラリー・エリソン氏はラナイ島の98%を所有し、2020年から居住を開始しました。これらの富豪たちがハワイに与える影響は、単なる不動産購入にとどまらず、観光業、地域開発、慈善事業にも及びつつあります。


ハワイにおける“静かな隣人たち”

日常生活ではなかなか気づかないかもしれませんが、私たちが住むこのハワイには、世界のトップビリオネアたちがごく自然に暮らしています。彼らの存在は地域経済にとって刺激である一方、ローカルコミュニティとの関係や土地開発とのバランスも、今後ますます重要になっていくでしょう。

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