あのアウトバック跡地に新たな息吹
私がハワイに暮らしていて感じることの一つは、飲食店の入れ替わりの速さです。特に人気チェーンの撤退後、その跡地がどうなるのか気になる方も多いのではないでしょうか。今回、オアフ島のワイピオ・ショッピングセンターにある元アウトバック・ステーキハウスの跡地に、注目の新レストラン「916 Grill St. + Shabu Zen」が登場するというニュースを聞いて、個人的にもかなりワクワクしています。ホットポットを中心にした“フュージョンコンセプト”ということで、どんな料理が楽しめるのか今から楽しみです。
916 Grill St. + Shabu Zenとは?
2024年7月に設立された「916 Grill St. + Shabu Zen LLC」は、新たにオープンするレストランの運営母体で、ホノルル市のワイピオ・ショッピングセンター内にある元アウトバック・ステーキハウス(住所:94-800 Ukee St.)の場所に出店予定です。名称にある通り、「グリル」と「しゃぶしゃぶ(Shabu)」という異なるジャンルを掛け合わせたフュージョン型のレストランになる予定です。
改装と営業許可はすでに取得済み
新レストランの開業に向けては、2024年9月に建築許可の申請が行われており、さらに2025年4月にはホノルル・リカー・コミッション(酒類管理局)から酒類販売ライセンスの承認を受けています。これにより、今後はお酒とともに多彩な料理が楽しめる場所としての展開が期待されます。
ジェネラルマネージャーはトライトン・オシロ氏
「916 Grill St. + Shabu Zen」のジェネラルマネージャーには、トライトン・オシロ氏が就任。同氏はPacific Business Newsの取材に対し、「レストランには2つの異なるコンセプトが組み込まれる予定」であると語っています。ただし、具体的な詳細については今後発表予定とのこと。フュージョンというキーワードからも、和洋中など多ジャンルの組み合わせが考えられ、料理好きには注目の新店舗となるでしょう。
アウトバック・ステーキハウスの跡地利用
ワイピオのこの物件は、かつて人気のステーキチェーン「アウトバック・ステーキハウス」が営業していた場所で、2024年2月に閉店。それ以前にはハワイ・カイやマウイ島のキヘイ店舗も2023年2月に閉店しており、州内全店が順次撤退していました。飲食業界の厳しさを感じさせる中で、この跡地に新しいレストランが入ることで、地域に新たな活気が生まれることが期待されます。
ホットポット業界の動きも活発に
今回の「916 Grill St. + Shabu Zen」の登場に加え、ホットポットを提供する別のレストラン「Shabuya Restaurant」も、カポレイの元アウトバック店舗に出店を予定しており、こちらは2号店として計画が進行中です。ハワイでもホットポットブームがじわじわと広がっていることが伺えます。
ワイピオ地区に期待される新たな賑わい
飲食店が新しく入ることで、周辺地域の商業活性化や人の流れの変化にもつながります。とくにワイピオのような住宅地に近いショッピングセンターでは、地元住民にとっての新しい憩いの場になる可能性も大いにあります。フュージョンスタイルの「916 Grill St. + Shabu Zen」は、こうした地域コミュニティのニーズを取り込みつつ、食の新しいスタイルを提案してくれることでしょう。
今後の詳細発表に注目
現時点では開業日やメニュー構成など、詳しい情報は公開されていませんが、今後の発表により一層注目が集まるのは間違いありません。外食の選択肢が広がることは、住民にとっても旅行者にとっても大きな魅力です。
出典:Pacific Business News
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