ワイキキに移転オープン!The Lei Standが観光客向けに再出発

チャイナタウンの名物バーがワイキキへ。私も再訪が楽しみ!

ハワイで暮らしていると、地元の人しか知らないような「隠れた名店」と出会えることが多くあります。中でも私のお気に入りだったのが、ホノルル・チャイナタウンにあったカクテルバー「The Lei Stand」(ザ・レイスタンド)。ユニークなコンセプトと、ローカルの雰囲気を大切にした空間が魅力で、よく友人を連れて訪れていました。

そんなThe Lei Stand(ザ・レイスタンド)が昨年閉店し、残念に思っていた方も多いのではないでしょうか。ところが朗報です!2025年、新たな場所に生まれ変わって再登場。しかもその場所は、観光客にもアクセスしやすいワイキキの新ホテル「Romer House Waikiki」(ローマーハウス)の中。観光とローカルカルチャーが融合する新たなスポットとして、大きな注目を集めています。





新拠点はRomer House Waikikiホテル

The Lei Stand(ザ・レイスタンド)は、2022年にライアン・カレイ・スジさんとタラ・シモオカさんによって創業され、「ハワイのレイ文化」を讃えるコンセプトでスタートしました。今回移転した先は、2024年に開業した大人専用ホテル「Romer House Waikiki」(ローマーハウス)。旧ワイキキパールホテルをリノベーションした全179室のブティックホテルで、インターナショナル・マーケットプレイスから徒歩すぐという好立地にあります。


カクテルもレイも健在!遊び心あるバー体験

The Lei Stand(ザ・レイスタンド)では、以前と同様にクラフトカクテルやビール、ワイン、そしてププ(おつまみ)を提供。また、名前の通り「フレッシュレイ(花の首飾り)」も販売しています。この“レイを売るバー”というユニークなスタイルは健在で、ワイキキでも話題になりそうです。座席数は29席と小規模ながら、落ち着いた大人の雰囲気が漂う空間となっています。


コロナ禍から誕生したアイデア

共同創業者のシモオカさんによれば、このバーの構想はコロナ禍中のちょっとした友人同士の会話から始まったそうです。時間に余裕があった中で、お互いにアイデアを出し合う中から生まれたのがThe Lei Stand(ザ・レイスタンド)でした。

チャイナタウンでの営業時には、地元客を中心に多くの常連客に支持されていたものの、停電による損失などもあり閉店を余儀なくされました。その後はポップアップスタイルでイベントなどに出店しながら、新拠点を探していたといいます。


ワイキキで“より広い客層”をターゲットに

今回の移転先であるRomer House Waikiki(ローマーハウス)を選んだ背景には、「より広いオーディエンスにリーチしたい」という思いがあったそうです。チャイナタウン時代はローカル中心でしたが、今後は観光客も取り込める立地ということで、ブランドの発信力が一気に高まりそうです。

スジさんは「私たちのブランドをもっと多くの人に知ってもらいたかった」と語り、さらに「ただのバー体験ではなく、ハワイのレイ文化を伝える教育的な場にもしたい」と話します。実際に、ドリンクメニューには“レイを贈る文化”の歴史を解説するコーナーも設けられており、文化的体験の要素が強調されています。


大人向けホテルとの相性も抜群

The Lei Stand(ザ・レイスタンド)の“遊び心ある大人の空間”というブランディングは、大人専用ホテルであるRomer House(ローマーハウス)と見事にマッチしています。シモオカさんも「うちの“Cheeky(ちょっと小悪魔的な)”なマーケティングと大人限定の空間は、理想的な組み合わせだった」とコメント。

Highgate Hawaiiの社長ケリー・サンダース氏も「The Lei Stand(ザ・レイスタンド)は当ホテルの“アダルト・クラブハウス”のような雰囲気にぴったり」と称賛しています。


高まる期待と注目

The Lei Stand(ザ・レイスタンド)の再始動により、ワイキキのナイトライフに新たな風が吹き込みそうです。地元のカルチャーを観光のど真ん中で体験できる貴重な場として、今後は多くの観光客や地元民に支持されることでしょう。

「レイを売るバー」というユニークな発想と、ハワイ文化をさりげなく伝えるスタイルは、これからの観光トレンドにも合致しています。私もまた一杯飲みに行くのが今から楽しみです。

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