マウイに広がるローカルビジネスの力に感動
ハワイに住んでいると、ローカルブランドや地域密着型ビジネスの勢いを間近で感じられるのが嬉しいところです。先日、ハワイ産品に特化したビジネスアクセラレーター「Mana Up」(マナ・アップ)が、ついにマウイ島に初の常設店舗「The Mana Up Market」をオープンしたというニュースを目にし、私は思わず「ついに来たか!」と声を上げてしまいました。
このお店は、マウイ島のロイヤル・ラハイナ・リゾート&バンガローズ内にあり、2025年5月1日に開店。オアフ島やハワイ島ですでに成功を収めているMana Upの小売店舗の6番目となる拠点であり、マウイ島では初の試みです。
ローカル企業や職人の魅力が詰まったこのマーケットは、観光客だけでなく、地元の人たちにとっても“地元の価値”を再発見できる素晴らしい場になりそうです。
ローカルブランドを育てるMana Upとは?
Mana Upは2017年に創設されたハワイ発のビジネスアクセラレーターで、食品、ファッション、ホームグッズ、美容など多様な分野のハワイ企業を支援してきました。これまでに95社が同プログラムを修了し、ローカルビジネスの成長を後押ししてきた実績があります。
店舗で販売されるのは、これら卒業生企業の代表商品やベストセラーばかりで、“選び抜かれたハワイらしさ”を実際に手に取って体験できる場所となっています。
マウイ初店舗は観光と地元経済をつなぐハブ
今回のマウイ店の開店は、観光地としての魅力と地元経済を繋げる重要なステップです。Mana Upの共同創業者メリー・ジェームズ氏は、「マウイは美しさだけでなく、文化と創造力、起業家精神が根付く場所。私たちは地元の作り手たちの物語を、より多くの人に届けたい」と語っています。
また、ロイヤル・ラハイナ・リゾートのゼネラルマネージャー、ニコラス・クーンズ氏も、「本物の文化体験を提供するというホテルの理念と、Mana Upのビジョンがぴったり一致した」とコメントしています。
マウイ企業へのフォーカスも強化
この新店舗では特にマウイ島で生まれた商品や企業にも重点を置いており、島の再建や経済活性化にも貢献する取り組みとして注目されています。アクセラレータープログラムの卒業生の中には、すでに多くのマウイ発ブランドが含まれており、今後さらに地域密着型のセレクションが充実する見込みです。
観光客にとっては、単なるお土産ショップ以上の価値があり、商品の背景にあるストーリーや作り手の思いを感じながら買い物を楽しめる特別な体験になることでしょう。
ハワイの未来を支えるローカルブランドの挑戦
ハワイ経済においてローカルブランドの存在感が増してきている今、このような店舗の展開は「観光 × 地元経済」の好循環を生む大きな一歩といえます。観光地マウイにおいて、ローカルの力を世界に伝える窓口となるこの新拠点に、これからも目が離せません。
私自身も、次回マウイを訪れる際には必ずこのMana Up Marketを訪れ、地元のクリエイターたちが生み出した商品を手に取ってみたいと思っています。地元愛と創造性の詰まったこの店舗、観光客にも地元住民にもきっと特別な場所になるはずです。
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