【アメリカ】2025年夏の旅行動向と空港・航空会社最新情報

ハワイからの旅行も、これからは一味違うかも?

私が暮らすハワイ、特にホノルルの空港も例外ではありませんが、今アメリカ本土の空港や航空会社では、大きな変化が進行中のようです。夏の旅行シーズンを前に、旅行者の数が急増する中で、各地の空港が新ターミナル建設やシステム改善に取り組み、航空会社も次世代型サービスや路線拡大を発表しています。

これらの動きは、単に施設やサービスが豪華になるだけでなく、私たち利用者にとっての利便性や選択肢の幅を広げる可能性を秘めています。ホノルルから米本土への旅行を予定している方も多いと思いますが、事前にどんな変化が起きているか知っておくだけでも、旅のストレスがぐっと減るはずです。

以下では、現在アメリカの空港と航空会社にどのような動きがあるのか、最新情報をわかりやすくまとめてご紹介します。





空港は今、大改造中

サンアントニオ国際空港(テキサス州)では、総額25億ドル(約3,900億円)の大規模プロジェクトが進行中で、第三ターミナルの建設が計画されています。このほか、オーランド(フロリダ州)やピッツバーグ(ペンシルバニア州)など、主要都市でも空港の改修や拡張工事が行われています。

特に注目なのが、ピッツバーグ国際空港で地元スタートアップ企業「Journey Robotics Inc.」が開発中の自動化された手荷物搬送システムです。これは、飛行機から受託手荷物がターンテーブルに到達するまでの距離と時間を大幅に短縮する可能性があり、旅行者の利便性向上に大きな期待が寄せられています。


航空会社も進化中、新サービスや新路線

航空会社も夏の旅行需要に対応すべく、積極的な投資を行っています。例えばブリティッシュ・エアウェイズは、総額130億ドル(約2兆円)を投じてボーイング製の新型機を32機発注。これにより、これまで乗り入れていなかった中規模のアメリカ都市への直行便を新設し、グローバルネットワークをさらに拡大する方針です。

他にも以下のような動きが見られます:

  • ユナイテッド航空:国際線向けに「スーパープレミアムサービス」を開始予定。個室スイート、キャビアとワインのペアリング、高級スキンケアセット、快適なパジャマ、大型スクリーンなどを備えたラグジュアリー体験を提供。
  • サウスウエスト航空:米運輸省に対し、国際線の運航範囲拡大を申請中。
  • アラスカ航空:シアトル・タコマ国際空港からの国際線で、デルタ航空を超える最大のキャリアを目指すとCEOが発言。

これらの動きは、旅行者にとっての選択肢を増やし、快適な空の旅を実現する大きな一歩といえるでしょう。


「忍耐」も必要?システム課題は依然として存在

とはいえ、全てが順風満帆というわけではありません。全米で航空関連のシステムには依然として課題があり、チェックインや保安検査、手荷物処理の遅延などが発生する可能性は残っています。そのため、よく言われる「Pack your patience(忍耐を持って行こう)」という言葉は、今夏も変わらず旅行者へのアドバイスとなりそうです。


今後の旅行計画に役立てよう

私自身、ホノルルから本土へ旅行することが年に何度かありますが、出発前に空港や航空会社の最新情報をチェックすることが、スムーズな旅の第一歩です。今回ご紹介したように、旅行の風景は今、まさに変革の中にあります。

旅行者としては、こうした変化をポジティブに捉え、より快適な移動の選択肢として活用していきたいところです。夏の旅行シーズンを前に、あなたの次のフライトにもきっと役立つ情報になるでしょう。


出典:

  • The National Observer, Airports, airlines prepare for travel surge, May 2025

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