モイリイリに新しい香りが加わる予感
ホノルルで暮らしていると、コーヒーは日常に欠かせない存在です。私も通勤前や週末の朝に、お気に入りのカフェで一杯のコーヒーを楽しむ時間が大好きです。そんなハワイのコーヒーシーンに、また一つ魅力的な新店舗が加わるというニュースが入ってきました。ローカルでもおなじみの「Honolulu Coffee(ホノルルコーヒー)」が、モイリイリ地区に新たな旗艦カフェ&ベーカリーをオープンするとのこと。場所は旧Kokua Marketの跡地で、カフェだけでなくキッチンとベーカリーの機能も備えた「Bakery on King (ベーカリー・オン・キング)」という名前になるそうです。開店は当初より遅れて7月を予定しているとのことで、地元住民としてはオープンが待ち遠しい限りです。
新拠点は旧Kokua Marketの跡地に
ホノルルコーヒーが新たに展開するのは、モイリイリ地区に位置するサウス・キング・ストリートとカフナ・レーンの角地、旧Kokua Marketの建物。かつては食品協同組合として親しまれたこの場所が、今度はハワイを代表するコーヒーブランドの最新拠点として生まれ変わります。
この新店舗は「Bakery on King(ベーカリー・オン・キング)」と名付けられ、ベーカリーやキッチンにフォーカスしたフラッグシップ施設として機能する予定です。
旧店舗からの移転と新しい設備投資
以前の「Honolulu Coffee Experience Center」は、カピオラニ通りとカラカウア通りの交差点、ハワイ・コンベンションセンター近くに位置していました。しかし、建物のリース終了に伴い、今回の移転を決断したとのこと。建物は現在改装中で、今後はチックフィレイ(Chick-fil-A)のレストランが入る予定です(ドライブスルーはなし)。
一方、新しいモイリイリ店舗では、大規模な改修工事が行われ、設備の入れ替えも実施されました。改修費用について公式な発表はありませんが、公開されたビルディングパーミットによれば、およそ50万ドルの予算が投入されたとされています。
キッチンはすでに稼働中、カフェ営業は7月から
「Bakery on King」では、ホノルルコーヒー全店舗のための調理・製造拠点としての機能を担っており、すでにバックヤードのキッチンは稼働を開始。現在は他店舗への料理の提供を行っています。カフェスペースは7月に一般オープン予定とのことです。
この店舗は、既存のサンドアイランドにある焙煎所に加え、一部で焙煎作業も行われる予定で、製造と販売の両面からホノルルコーヒーの“心臓部”となることが期待されています。
今後の展開、日本市場では拡大中
ハワイ州内での新店舗展開については、現時点では特に予定はないとされていますが、一方で日本では積極的な拡大が進んでいます。過去1年間で、東京の麻布、銀座、原宿にそれぞれ店舗をオープンし、日本市場でも着実にプレゼンスを高めています。
ハワイ×コーヒー文化の進化に期待
「ホノルルコーヒー」は単なるコーヒーショップではなく、ハワイの文化やライフスタイルを体現する存在です。今回のモイリイリでの新展開は、地域活性化や地元住民の生活の質向上にもつながる取り組みとして注目されるでしょう。
ローカルベーカリーとの融合や、新たな焙煎体験の提供など、カフェ文化の発展にも大きな可能性を秘めたこの新店舗。コーヒー好きの私としても、ぜひオープン初日に訪れて、その香りと味を堪能したいと思っています。
出典情報:
- Honolulu Coffee公式発表
- Honolulu Business Journals(2025年6月報道)
- 公開建築許可情報(ホノルル市)
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