カポレイ産業地に新たな倉庫プロジェクト誕生へ!A&Bが開発を発表

ホノルル西部に広がる成長の波に注目

私が住むホノルルでは、観光地としての顔がよく知られていますが、実は西側のカポレイエリアでは、産業・物流の拠点としての開発が急速に進んでいます。そんな中、ハワイを代表する不動産開発会社**Alexander & Baldwin(A&B)が、新たな「クラスA倉庫」**の建設計画を正式に発表しました。

私は個人的に買い物でもカポレイ方面へ行く機会が多く、近年の道路や建物の変化は目を見張るものがあります。物流拠点が整備されることは、地元の経済や雇用、さらには私たちの日常の利便性にも直結します。この動きは、ホノルル全体の発展にも大きく関係する話題です。





35エーカー敷地内に2棟の新倉庫を建設

A&Bが開発するのは、自社保有のコモハナ・インダストリアルパーク(Kapolei, 35エーカー)内に建設される新倉庫プロジェクトです。既存の古い倉庫を解体し、**合計12万1,000平方フィート(約11,200㎡)**の最新鋭倉庫を2棟新設します。

注目は、ホームセンター大手**Lowe’s(ロウズ)**がすでにこの新施設の一部、9万1,000平方フィート(約8,500㎡)を「Lowe’sバルク配送センター」として先行契約済みという点。ここでは大型家電、グリル、工具など、重量物の保管・配送を担う計画です。


残り3万平方フィートも分割可能で柔軟性あり

プロジェクトには、追加で**3万平方フィート(約2,800㎡)**のスペースも用意されており、2区画に分割可能。この柔軟な設計により、複数のテナントにも対応可能となっています。

A&Bのリース担当ジョーダン・ブラント氏は、「消費者のオンライン購入+店頭受け取りというニーズに対応するため、在庫管理と配送速度向上を担う高品質な物流拠点への需要が今後も続く」と述べています。


完成は来年末を予定、敷地全体はさらに拡張可能

この新倉庫の完成は2026年末を見込んでおり、全体で5.5エーカーを使用。A&Bでは将来的に、現在「未活用」とされているヤードエリアを転用し、さらに倉庫面積を拡張する可能性も視野に入れています。

A&B社長兼CEOのランス・パーカー氏は、「我々が保有する産業用土地を有効活用し、全米でも最も競争が激しい産業用不動産市場のニーズに応える」と明言しています。プロジェクトが完成すれば、コモハナ・インダストリアルパーク全体で延床面積35万平方フィート超という規模になる予定です。


周辺でも物流開発が加速中

今回のA&Bのプロジェクトに加え、周辺では複数の不動産が売買・開発の動きを見せています:

  • 隣接する9.5エーカーの敷地が**オクラホマの法人(Komohana Hanua LLC)**により売り出し中
  • ホノルルクッキー社のオーナー家族所有の新築倉庫賃貸物件として登場
  • アマゾンが2022年に購入した49エーカーの敷地も同エリア内に存在

これらの情報からも、カポレイはオアフ島の物流ハブとしての地位を確立しつつあることがうかがえます。産業用土地の希少性が叫ばれる中、こうした大規模プロジェクトの進展は非常に意義深いものです。


ローカル経済と住民への恩恵

新倉庫の建設は、単に流通業者にとってのメリットだけでなく、雇用創出・交通インフラの整備・地域経済の活性化にもつながります。実際、物流の効率化により商品の納期が短縮され、私たち消費者の利便性も向上するでしょう。

今後、どのような企業がこのエリアに進出し、地域がどのように変化していくのか。ホノルルに暮らす私としても、目が離せないプロジェクトです。

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