カカアコの一等地が売り出し中!1.12エーカーの開発可能物件に注目

私の生活圏が変わる?ホノルルでまた一つ、大きな変化の兆し

私が暮らすホノルル・カカアコ地区は、ここ10年で大きく様変わりしました。ウォードビレッジの超高層コンドミニアム群やアラモアナ地区の再開発により、街の雰囲気も一変。そんな中、私もよく通るカピオラニ・ブールバード沿い、あの「マッキンリー・カーウォッシュ」の隣にある商業不動産ポートフォリオが売りに出されたというニュースが飛び込んできました。

これまでは再開発から取り残されていた印象のあるエリアですが、今回の土地売却は、まさに「カカアコの次の波」を象徴しているように感じます。しかも、バラバラの所有者をまとめて交渉する必要がなく、すでに一つの家族が所有しているというのも、開発に向けて理想的な条件です。ホノルルでこういった案件は滅多にないだけに、今後の動きに注目せざるを得ません。





高層ビル未進出の希少エリア

カカアコ地区といえば、ハワード・ヒューズ・ホールディングスが手がけるウォードビレッジの開発で知られています。高級住宅やワークフォースハウジング(一般労働者向け住宅)が次々に建設され、60エーカーに及ぶ土地がかつての工業地帯から都市型居住エリアに変貌中です。

そんな中、今回売却に出された1.12エーカーの敷地は、まだ高層ビルの建設が進んでいない、数少ない未開発エリアに位置しています。販売を担当するコリアーズ・ハワイのネイサン・フォン氏とアンディ・カザマ氏は、「一世代に一度あるかないかのチャンス」と語っています。


希少な一括所有地のメリット

開発案件では通常、複数の所有者から土地を買い集める必要があり、それが大きな障壁となります。しかし今回のポートフォリオはアラン・イング氏とカート・イング氏に関連する法人が所有しており、3区画すべてを一括して購入できるというのが最大の特徴です。

このように、都市部で1エーカー超の一体型土地が手に入る機会は極めて稀で、すでに販売開始から2週間で多くの関心が寄せられているそうです。


テナント付きで即収益も見込める

現在、この不動産には「ProAm Golf Shop」や「Crestek Cleaning Center」など複数のテナントが入居しています。現時点ではテナント側に移転の予定は伝えられておらず、賃貸契約も継続中とのこと。

つまり、購入後すぐに賃貸収入が得られるという点も、開発を検討する投資家にとっては大きな利点です。ただし、コリアーズ側は賃貸契約の詳細には言及していないため、購入前には注意深い確認が必要です。


開発の可能性は?

販売担当者によれば、既存のテナント契約が今後の開発の妨げになることはないと見られています。実際、カピオラニ・ブールバード沿いの開発成功事例が多く、投資価値は非常に高いと評価されています。

この土地は、ウォードビレッジから徒歩圏内という好立地でありながら、ハワード・ヒューズ社の所有ではないという点も重要なポイントです。これは独立系の開発業者にとって、自由な設計・計画を可能にする「開発自由度の高い土地」として価値があります。


今後に注目すべき理由

ホノルルの都市再開発は今も進行中ですが、ウォードビレッジやアラモアナのように、すでに飽和状態に近いエリアもあります。そんな中、カピオラニ通り沿いで新たな大型再開発の起点となり得るこの案件は、住宅供給や商業施設の再構築に向けた貴重な起爆剤となるでしょう。

都市開発に興味のある方、不動産投資を検討している方、あるいはホノルルの街並みに未来を感じる方にとって、このポートフォリオが持つポテンシャルは計り知れません。

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