【アメリカ】アラスカ航空がシアトル発ロンドン・アイスランド直行便を2026年に新設!

ハワイ住まいの私が注目した、アラスカ航空の“国際線強化”という戦略

ホノルルに住んでいると、アメリカ本土とハワイ間の航空ネットワークには自然と関心が向きます。中でも最近よく耳にするのが、アラスカ航空の動きです。ハワイアン航空の買収を経て、急速に“国際線プレイヤー”としての存在感を増しているのが印象的です。

2026年5月から、アラスカ航空がシアトルからロンドンとアイスランド(レイキャビク)への直行便を新設するというニュースは、まさにその象徴的な一歩だと感じました。ハワイに住む私にとっても、これは単なるシアトル発の路線追加という話にとどまりません。むしろ「今後の国際移動の可能性を広げる布石」になると見ています。

特に、買収によって獲得したハワイアン航空の長距離用機材(ボーイング787やエアバスA330)を活用しての新規ルート開設は、航空業界の中でも“意欲的すぎる戦略”といえるのではないでしょうか。今後、ホノルル発のヨーロッパ便も実現するのではと、期待が膨らみます。





ロンドン便はボーイング787で毎日運航予定

アラスカ航空は、ロンドン便をボーイング787ドリームライナーで毎日運航する予定です。機内の快適性に定評のある機材で、長時間のフライトもより快適に。加えて、外観デザインも「オーロラの光」からインスピレーションを受けた新デザインになるとのこと。最大17機にこのデザインが導入される予定で、空港での存在感も抜群になりそうです。


アイスランド便は夏季限定でボーイング737 Maxを使用

レイキャビク(アイスランド)便は、夏のハイシーズンに合わせて毎日運航予定。使用される機材はボーイング737-8 Maxで、単通路型ながら長距離フライトに対応した設計が特徴です。氷河、温泉、オーロラなど観光資源の宝庫であるアイスランドへのアクセスが一気に広がります。


ハワイアン航空買収によって広がったフリートと未来像

2024年に発表されたアラスカ航空によるハワイアン航空の買収は、19億ドル(約2,800億円)という巨大ディールでした。これにより、アラスカ航空はこれまで持っていなかった「長距離国際線対応のワイドボディ機材」を手に入れ、一気にアジア・ヨーロッパ圏への展開が可能に。

実際、これまでもシアトル発で東京・ローマ・ソウルといった国際線が発表されていますが、ロンドン・アイスランドはそれに続く形。CEOのベン・ミニクッチ氏は「国際線の体験を再定義し、レベルアップする時が来た」とコメントしており、今後さらに多くの新路線が発表される可能性も。


シアトルを“国際線ハブ”に育てる戦略

アラスカ航空は、2030年までにシアトル・タコマ国際空港(SEA)から少なくとも12路線の新規国際線を就航させる計画を明かしています。同空港は地理的にもアジアやヨーロッパへの中継点として理想的とされており、今後のハブ化は航空ファンにとっても注目ポイントです。


ハワイ発路線への影響も大

注目すべきは、アラスカ航空がハワイアン航空のエアバスA330を活用し、ホノルル〜米本土間の既存路線にも同機材を導入予定である点です。これにより、座席の改修やプレミアムエコノミーの追加、フルフラットシートの導入も進められる見通し。これまでの国内線的な感覚ではなく、より“国際線仕様”のサービスへと進化していくことでしょう。


まとめ:旅行者・在住者ともに注目すべき動き

シアトル発の国際線拡充は、単にその都市に住む人だけでなく、ハワイ在住者やアメリカ本土との行き来が多い人にも新しい選択肢を与えるニュースです。今後ホノルルとシアトルの結びつきがさらに強まり、もしかするとホノルル〜ロンドン便やホノルル〜ヨーロッパ各地への直行便も夢ではなくなるかもしれません。

私自身、国際線がより柔軟に選べるようになることで、仕事やプライベートでの渡航もずっとラクになると感じています。今後のアラスカ航空の動きには、要注目です。

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