地元出身オーナーが語る「夢の実現」と地域への思い
私がハワイで暮らしていて感じるのは、地元の飲食店や全米チェーン店がオープンするたびに、地域の雇用や生活に大きな影響を与えるということです。特にオアフ島では新しいレストランの誕生は、単なる食事場所の増加だけでなく、地域経済の活性化にもつながります。
今回特に注目したいニュースが、チックフィレ(Chick-fil-A)がオアフ島カポレイ地区に5店舗目をオープンしたという発表です。場所は890 Kamokila Blvd.で、オープン日は2025年8月28日。私自身もチックフィレのチキンサンドやシェイクが好きなので、このニュースには心が躍りました。
この新店舗の運営を任されるのは、ホノルル生まれ・エワビーチ育ちのニック・ロバン氏。モアナルア高校を卒業し、ハワイ州空軍州兵(Hawaii Air National Guard)と米海兵隊で20年間勤務したという経歴を持ちます。彼がチックフィレとの縁を感じたのは、バージニア州クアンティコ基地に勤務していたとき、妻が妊娠中にチックフィレのチョコレートミルクシェイクを無性に食べたくなったことがきっかけだそうです。
ロバン氏は「生まれ育った地域で店舗を開き、地域の人々に貢献できることは夢の実現です。チームメンバーが個々の目標を達成できるよう支援し、尊重と誠実さをもってリーダーシップを発揮していきたい」と語っています。地元に根ざした店舗づくりへの情熱が伝わってきます。
新店舗の特徴と地域貢献活動
新しいカポレイ・カモキラ店では、約120名の雇用が創出される予定。店内飲食、持ち帰り、デリバリー、ケータリングが利用でき、さらにハワイ初となる店内プレイグラウンドを併設。ドライブスルーは夜10時まで営業で、家族連れにも便利な店舗設計となっています。
また、ロバン氏の店舗はChick-fil-A Shared Table Programに参加し、余剰食品を地域の非営利団体に寄付する仕組みを導入。さらに地元のAloha Harvestとも連携し、食糧支援が必要な人々をサポートします。
さらに、チックフィレ本社は新店舗オープンを記念して、Hawaii Foodbankに25,000ドルを寄付。この寄付は、特にウエストオアフの地域団体に活用される予定です。
ハワイでの展開状況と将来展望
チックフィレは全米で急速に拡大しており、ハワイ州では以下の4店舗に続く5店舗目となります。
- アラモアナセンター(ホノルル)
- カフルイ(マウイ島)
- カポレイ・パークウェイ(オアフ島)
- マキキ(オアフ島)
さらに、世界展開も加速中で、最近ではイギリスに初進出し、今後はシンガポールにもオープン予定とのこと。
チックフィレはアメリカ国内第3位のファストフードチェーンであり、その勢いは世界市場にも広がりつつあります。
まとめ:地元経済とコミュニティにプラスの影響をもたらす新店舗
今回のカポレイ・カモキラ店のオープンは、単なる新しいレストランの誕生ではなく、地域に120の雇用機会を創出し、食品寄付活動や食糧支援を通じてハワイのコミュニティに還元する取り組みでもあります。
地元出身のオーナーが率いるこの店舗は、ハワイならではの“オハナ”精神を大切にしながら、地域に密着した運営を行っていくことでしょう。
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