地元企業の復活に期待高まる
私がハワイに住み始めてから、地元のブランドやローカル文化を大切にしている企業には特に親しみを感じています。そんな中、バッドアスコーヒーのハワイ再上陸のニュースはとても嬉しい知らせでした。私自身も以前からこのブランドの名前は知っており、「いつかまたハワイに戻ってきてくれたら」と思っていたので、今回の再進出には思わずワクワクしてしまいました。観光客はもちろん、ローカルにとっても魅力ある存在になることでしょう。
カイムキに第一号店を開店予定
1989年にハワイ島・カイルアコナで創業したバッドアスコーヒーは、かつては州内に十数店舗を展開していましたが、現在はすべて閉店していました。しかし、今回新たに複数店舗を展開する契約が交わされ、第一号店は2025年春にホノルル・カイムキ地区のワイアラエ通り(3502-c Waialae Ave.)にオープンする予定です。
タゴヴァイロア夫妻と地元フランチャイジーが参画
今回のハワイ再進出には、NFLクォーターバックでセントルイス高校出身のトゥア・タゴヴァイロア選手の両親、ガルー&ダイアン・タゴヴァイロア夫妻と、地元でサブウェイやルビー・チューズデイなどのフランチャイズ経験を持つテッド・ダヴェンポート氏が共同で関わっています。彼らは3店舗以上の開業を前提とした契約を締結しており、マルチアイランド展開を目指しています。
コロラド州本社でも“原点回帰”を強調
バッドアスコーヒーの本社は現在コロラド州センテニアルにありますが、CEOのスコット・スナイダー氏は「今回の再進出は私たちのルーツへの意味ある帰還」と語っており、単に店舗を開くだけでなく、「アロハスピリットを共有し、地域が集う空間を作ること」を目的としていると述べています。
ハワイ産コーヒーを米本土で展開
現在、アメリカ本土で約40店舗を展開しているバッドアスコーヒーは、コナ、カウアイ、マウイのコーヒー豆を使用しており、ほぼ100店舗が開発中という拡大期にあります。メニューには、ブレンドドリンク、コールドブリュー、ティー、ハワイ風の軽食も取りそろえており、今後の展開にも期待が持てます。
フランチャイズの条件とサポート体制
バッドアスコーヒーは、フランチャイズ希望者に対して最低3店舗の開発契約を求めており、純資産150万ドル、流動資産50万ドル以上が必要です。投資総額は約45万~92万ドルとされ、立地選定、資金調達、建設管理、運営支援などのサポート体制が整っています。
ハワイらしさを再び感じられるカフェへ
地元フランチャイジーのダヴェンポート氏は、「バッドアスコーヒーは単なるブランドではなく、ハワイの文化、味、スピリットを称える存在」と語り、ローカルの誇りを再び取り戻す場として期待を寄せています。これからのオープンラッシュが、ハワイのカフェ文化に新たな風を吹き込んでくれることでしょう。
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