ワイキキのランドマークホテルが、さらに進化へ
ホノルル在住の私にとって、ワイキキの風景といえばまず思い浮かぶのが「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」。そのシンボルとも言える「レインボータワー」が、2026年までの大規模改装に向けて着実にアップグレードを進めています。
運営会社であるPark Hotels & Resorts Inc.(パーク・ホテルズ&リゾーツ)は、2024年第1四半期の決算報告において、総額8300万ドルにのぼる改装プロジェクトの第1フェーズを2025年2月に完了したと発表しました。
レインボータワー改装の内容とは?
- フェーズ1(完了済):
- 改装客室数:約半数(詳細数は非公表)
- 新設客室:12室追加
- 投資額:約4100万ドル
- フェーズ2(2025年第3四半期開始予定):
- 残りの客室を全面改装
- さらに14室を新設
- 投資額:約4200万ドル
- 全客室数は最終的に822室に増加予定
- プロジェクト完了は2026年第1四半期見込み
この改装により、より現代的で快適な滞在空間を提供し、世界中の旅行者を魅了し続ける狙いです。
今後の注目点:AMBタワー計画と他の改装も
さらに、パーク・ホテルズ&リゾーツは新たなタワー「AMBタワー」の建設計画も進めており、2025年末までに行政から最終承認を得る予定と発表。ヒルトン・ハワイアン・ビレッジの敷地内におけるさらなる拡張が現実味を帯びてきました。
また、同社が所有するヒルトン・ワイコロア・ビレッジ(ハワイ島)でも、68百万ドル規模の改装プロジェクト第2フェーズが2025年第3四半期にスタート予定。こちらは「パレス・タワー」の客室改装で、最終的に14室増の414室となります。
まとめ:観光復活を見据えた大型投資
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジは、パーク・ホテルズ&リゾーツの**全資産の中でも最重要施設(No.1アセット)**とされ、今回の大規模改装はその価値をさらに高める施策と言えるでしょう。
パンデミックや経済変動を乗り越えて、再び世界中の旅行者を受け入れる準備を進めるハワイ。その象徴的存在であるこのホテルの進化は、ハワイ観光の復興を牽引する動きとしても注目です。
私自身も、改装後のレインボータワーに泊まってみたいという期待が膨らんでいます。今後の進捗にも注目していきたいと思います。
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