名店跡地に新風!Bike Factoryがマッカリーに移転オープン

あのレストランの跡地が、街の新しい動きで再生

私がホノルルのマッカリー通り近くを通るたびに、「Chef Mavroって閉店してから、あの場所どうなるんだろう?」と気になっていました。あの場所はかつての名店があっただけに、長らく空き店舗だったのが少し寂しくもありました。

そんな中、ついにそのスペースに新たなテナントが入ったというニュースが飛び込んできました。地元の人ならおなじみのバイクショップ「Bike Factory Hawaii」が、カカアコから移転してこのマッカリーの角地に新店舗をオープンしたのです。長年親しまれてきたショップが、また新たな歴史を刻む場所としてふさわしい移転先を選んだのではないでしょうか。

この記事では、Bike Factoryの新展開や背景にある街の再開発についてご紹介します。





Bike Factoryとは?

Bike Factory Hawaiiは、1984年創業の地元密着型のファミリー経営自転車ショップです。これまでオアフ島内に3店舗を展開しており、スポーツバイクからキッズバイク、電動バイクまで幅広く取り扱っています。自転車の修理やメンテナンスにも定評があり、ホノルルのサイクリング文化を支える存在です。


新店舗の場所はマッカリー×サウス・キング通り角

今回新たにオープンした場所は、ホノルルの中心部に近いマッカリー通りとサウス・キング通りの交差点。ここはかつて、ハワイの伝説的シェフ、ジョージ・マヴロサラシティス氏が1998年に開店した高級レストラン「Chef Mavro」があった場所です。

Chef Mavroは長年にわたりハワイ・リージョナル・キュイジーヌの代表格として名を馳せていましたが、2019年にジェレミー・シゲカネ氏が経営を引き継ぎ、「M by Jeremy Shigekane」として再スタート。その後2022年初頭に閉店し、それ以来テナントは入っていませんでした。


なぜカカアコから移転したのか?

Bike Factoryが**約20年間営業していたカカアコの店舗(アラモアナ大通り沿い)**からの移転には、再開発の影響があります。Kamehameha Schoolsが進めるカカアコ地区のマスタープランに基づき、同エリアには39階建ての複合タワー「Kaliu」が建設予定。これに伴い、Bike Factoryを含む既存のテナントが退去することになりました。

ちなみに隣にあったポルシェのディーラーも同様に移転しており、再開発のスケールの大きさがうかがえます。


移転先は歴史ある空間

新たなマッカリーの店舗について、Bike Factoryのゼネラルマネージャーであるリース・カトー氏は詳細なリース条件については明かしていませんが、レストランとして24年使われていた建物をリノベーションして活用しているとのこと。長年の歴史と風格ある空間が、新たな形で地元のライフスタイルを支える場所へと変貌を遂げました。


街の変化とローカルビジネスの強さ

ホノルルでは今、再開発や不動産投資による建て替えが進む一方で、地元の小売業者も柔軟に対応しながら生き残りを図っています。Bike Factoryのように、顧客との信頼関係を大切にしつつ、立地を変えてでも事業を継続する姿勢は、地域に根差すビジネスの強さを象徴していると感じます。


まとめ:新旧の融合が生むローカルの魅力

Chef Mavroという名店の跡地に、新たな地元ビジネスであるBike Factoryが入るという展開は、ホノルルの街が“変わりながらも地元の魅力を継承している”ことを象徴するニュースだと感じました。私自身、近々マッカリーの新店舗にも足を運んで、あの懐かしい空間がどんな風に生まれ変わったのか体験してみたいと思います。


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