ホノルル発・Trinity Investmentsがホテル業界向け新サービスを開始

ハワイ発、世界規模の知見を活かす時代へ

私が暮らすホノルルには、世界で活躍する企業が数多く存在しますが、中でも不動産投資会社「Trinity Investments(トリニティ・インベストメンツ)」は、グローバルなホテル資産運用に強みを持つ注目企業のひとつです。今回、そのTrinityがホテルオーナーや不動産レンダー向けに新たな2つのサービスを発表したというニュースに目が留まりました。

ハワイの観光・不動産業界は今、大きな変化の中にあります。こうしたなか、ローカルに根差した企業が世界で培ったノウハウを地元にも還元しようとする動きは、とても心強く感じられます。今回は、Trinity Investmentsが立ち上げた新サービスの詳細と、その背景にある業界のニーズをわかりやすくまとめました。





ホテル資産運用支援「Trinity Asset Management Services」

まず注目すべきは、Trinityが提供する新しい資産管理サービス「Trinity Asset Management Services」。このサービスは、ホテルオーナーや不動産レンダー向けに、Trinityが培ってきたホテル運営・投資の専門知識を活かして提供されます。

このサービスのリーダーを務めるのは、マイアミを拠点とするRob Tanenbaum氏。2023年7月に戦略運営担当SVPとしてTrinityに入社し、2024年4月にマネージングディレクターに昇進しました。彼の豊富な業界経験と戦略的視点が、資産運用の複雑な課題に応える柱となります。


開発分野に特化「Trinity Development Services」も始動

もうひとつの新サービスが「Trinity Development Services」です。こちらは、ホテル開発プロジェクトに関わる全てのフェーズを支援するサービスで、開発初期の計画から実行段階まで幅広くカバーします。

リーダーに任命されたのは、ホノルル拠点のCraig Lovett氏。2017年からTrinityに在籍しており、2024年1月にマネージングディレクターへ昇進。ハワイのホテル市場に精通しつつ、国際的なプロジェクト経験も豊富な人物です。


ホテル業界の新たなニーズに対応

TrinityのマネージングパートナーであるGreg Dickhens氏は、「オーナーたちは単なる監督者ではなく、課題を予測し、収益機会を見出し、迅速に行動できるパートナーを求めている」と述べています。現在のホテル業界では、経済の不確実性や旅行需要の変動など、多くの変数がビジネスに影響を与えています。そのため、柔軟で深い実務理解を持つ支援者の存在が、これまで以上に重要になっているのです。


世界で培った実績を背景に

Trinity Investmentsは、ハワイだけでなく世界中でホテル投資を行っており、その実績も確かなものです。たとえば、ハワイでは「Westin Maui Resort & Spa Kaanapali」を所有しており、国外・島外では「W Hollywood」や「East Miami」、「The Standard London」、「Hilton Los Cabos Beach & Golf Resort」などの著名施設も手がけています。

このようなポートフォリオは、Trinityがいかに国際的な視野と深い業界知識を持っているかを示しています。その強みを他のオーナーや投資家と共有することは、今後のホテル業界全体の活性化にもつながることでしょう。


ホノルル発信の影響力に期待

地元ホノルルからスタートしたTrinity Investmentsが、世界規模のネットワークを活かして業界をリードしている姿には、同じ島で働く者として誇らしい気持ちになります。今回のサービス拡充が、ハワイのホテル業界にも新たな価値をもたらしてくれることを期待したいところです。

今後、Trinityのように「地元発・グローバル展開」を実現する企業が増えることで、ハワイ経済により多様な成長のチャンスが生まれるかもしれません。


【情報出典】

  • Trinity Investments 公式発表

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